ヨーロッパと日本のビジネスの違い

ヨーロッパとアジア間でのビジネスに時間をかけることは必須であり、 時間をかけることこそが成功の鍵となります。

先日ついに私たちが待ち望んでいた、 原産国ではとても有名なとある飲料の最初のコンテナが日本に届きました。

プロジェクトの初めのミーティングから約1年半をかけて届いたコンテナ。しかし、これは珍しいことではありません。では一体、なぜこんなにも時間がかかるのでしょう。このことから私たちが学べることはないのでしょうか?

もしあなたがとても優秀なビジネスパートナーを、ターゲットとする国で見つけたとしても、初めの取引までには予定よりも時間がかかることでしょう。様々な分野の専門家が多く在籍する大手企業ならば、なおの事でしょう。取引相手のパートナーや会社が大手や歴史ある会社であればあるほど、初めの取引が交わされるまでには想定よりも時間がかかります。

管理体制が整っている大手企業は、独自の手順や契約までのプロセスが定められているのです。彼らは基準を満たした商品仕様や確立された書類を所有しています。もし新しいビジネスパートナーが、通常と異なる事を要求したならば、プロセスがその時点で止まり、マネージメントの担当は対応に当たらなければなりません。国際的なビジネスでは、このような状況が頻繁に起こります。ビジネスにおいて、やり取りや作法が異なるとプロジェクトはより複雑化します。

このような状況はヨーロッパの会社が日本のマーケットに参入を試みる際によく起こるのです。日本の会社はリスクを負う事を避け、長期的な観点からのリスクの確認をプロジェクトを請け負う前に行います。また、考えうる全てのリスクを管理した後、その全てに対応策を考えます。プロジェクトを開始する前に、全ての詳細を聞き、大きな問題からとても小さな問題までも、問題が起きた際にすぐに対応できるように準備をします。

一方でヨーロッパの会社は、状況に応じて対処する方法をとります。まず初めに決定をします。その後、詳細を確認していきます。プロジェクトを開始する決定の前に詳細を尋ねすぎるのはヨーロッパの会社では不自然なことなのです。特に生活必需品であったり、良く知られたブランドや商品の取引の場合は、詳細を過剰に尋ねたりはしません。

日本においては、まだ知られていないヨーロッパのメーカーや商品の場合、まずは日本の基準に合っているかどうかを確認しなければなりません。日本には世界各国のお店が存在しますが、日本のマーケットに参入する事は容易ではありません。ヨーロッパやその他の国から日本のマーケット参入を目指してくる会社は、日本のパートナーが細かく定めた期日を守らなければならないのです。

有望な日本のパートナーが、あなたの商品の詳細を事細かに聞いてきたならば、それは彼らがあなたの勧める商品に市場参入の可能性があり、深く問いてきていると考えてよいでしょう。もしあなたが、辛抱強く、協力することを厭わないのであれば、きっと日本のパートナーともうまくやっていけるでしょう。辛抱強い姿勢と日本のバイヤーがなぜこんなにもあなたの製品の詳細を尋ねてくるのかを理解する事ができるかどうかが、日本でのビジネスの鍵となるのです。辛抱強く理解する事が出来たなら、きっと良い結果が出る事でしょう。